今でも忘れられない映像

「スマスマ」の最終回の映像は、
私にとって最悪のものだった。

もっと残酷だったのは謝罪会見の映像だ。

誰に対する謝罪？悪い事した？そういう流れ？
シナリオ通りにさせられたのかとも思った。


最初に登場した中居くんに対し、立つ位置を
小さな声で指示していたスタッフ。

中居くんはリーダーで真ん中が定番だった。

その日は端っこに追いやられていた。

その様子を見ただけで、どういう謝罪なのか
誰に対してなのか？分かった気がした。

木村くんはスタッフの指示で真ん中に立ったのだ。

異様な立ち位置、一目でわかったね。

あれからというものは、公開処刑みたいな映像は、
目に焼き付き、事あるごとに思い出してしまう。

記憶から消してしまいたいほど残酷だった。


ラストの「スマスマ」で歌が終わった後、
後ろを向いて泣いてた中居くん。

木村くんは最後にステージを去った。

この先を暗示しているように私には思えた。

マスコミが仲たがい説や、憶測による一方的な
記事をこれでもか！とばかりに次々と書き出した。

メンバーは記事に対しても無言を貫いた。


中居くんと同じで私の中でも「。」は打ててない。

記者会見で、それ相応の話をしてくれてたら
私も「。」が打てたと思う。

だから、未練を持っているのかもしれない。


SMAPが歩んできた道をずっと見てきたからこそ、
ファンを大事にするSMAPらしくない事に
納得もできていない。

出来ない事情も理解しているつもりだ。

要するに芸能界の闇であり弱肉強食の世界だから。


「あまりにも好きになりすぎてはいけない」
私は一つの教訓を得た気がした。

苦しい、辛い、悲しい、どうにかなりそう、
そんな感情をもろに体験したからだ。

ここまで好きじゃなかったら、どんなに楽だった事か、
と何度も思った。

４年目に入っても未だ気持ちが片隅に残っている。

今迄生きてきて芸能界で唯一熱く好きになった人、
唯一、懸命に応援したくなった大好きなグループ。


事あるごとに湧き出てくる思い、
いつ迄この気持ちが続くのだろう・・・